ゴールドラッシュの時にもうけたのは掘る人でなくシャベルを売る人
"選別した投資"について、ディエゴ・ロペス氏は言う。
『グローバルSWF』創設者 ディエゴ・ロペス氏
「特定のセクターで再び成長がみられるようになってきたということ…。特に中東の政府系ファンドはテクノロジーやAIに注目している。AI技術を持つ日本は非常に有効で絶好の投資機会になっている」
この3か月、日経225銘柄の中の株価上昇率に目を向けるとトップの『フジクラ』の71%を先頭に50%以上上昇した上位5社は全て半導体関係だ。つまり、平均株価は4万円台とはいえ、一部の企業が大幅に押し上げていることがわかる。
しかし日本の場合、AIそのものでなくその周辺の部品や素材に強さを持っているのも好都合になっていると株の専門家はみている。

ニッセイ基礎研究所 井出真吾 チーフ株式ストラテジスト
「日本が得意としているのはAIそのものでなく半導体の製造装置など道具なんです。AIがダメでも道具を作っていれば確実にもうかる。19世紀のゴールドラッシュ時一番儲かったのは金を掘る人じゃなくてシャベルを打ってた人だという話があるんです」














