ここ数年、内藤さんを悩ませているのが…
内藤大二郎専務:
「値上げの連絡です」
「毎月のように何々が値上がりしますよと、うちに連絡が来て、それ見ながらどうしようかなと悩む紙になりますね」
パン作りに欠かせない3大原材料の小麦粉・油・砂糖。
すべてが高騰しているといいます。
小麦粉は2013年から上昇が続き、コロナが拡大した2020年の価格を100とすると、現在は、125まで上がっています。
小麦粉に次いで重要な原材料となる油脂も、2020年と比べ、なたね油で1.5倍、サラダ油やマヨネーズも4割以上高い価格で推移しています。
さらに…
内藤大二郎専務:
「今回上がったのは砂糖」
「砂糖が値上がりすると全部、生クリームやカスタード、あんこもどんどん値上げに」
食材だけではありません。
パンを焼き上げる電気代、配送にかかる燃料代も上がり続け、スタッフは時給を上げても応募が集まりにくくなっています。
そんな中、毎日気軽に食べられるパンを提供したいと店頭価格を抑えてきた内藤さん。
定番商品の値上げは、2023年9月以降行っていません。
内藤大二郎専務:
「値上げが続いていく中でも、新しいことにチャレンジすることが大事かなと思っていやっています」
「現状のものを続けると値上げになるけど、新しいものを作れば新しい価格ということで新しい価値ができるので」

コロナ禍に発想し、人気商品になっているものの一つが、「一升パン」。
生後1歳の誕生日、一生食べ物に困らないようにと一升のお米で作った餅を背負う祝い事「一升餅」の代わりに、生まれた時の体重で作ります。
名前やイラストも入れることができ、写真映えすることから注文が増えています。
もう一つの人気商品は、外国人観光客でにぎわう県内のスキー場にありました。
アジアやオーストラリアからのスキー客が増加している長野市の戸隠スキー場。

その食堂の人気メニューが、食べ応え十分のハンバーガーです。
牛肉100%、こだわりのパティを包んでいるのが、ピクニックが開発した特製バンズです。














