『なんとかならないんですか』火災のあとも苦しむ当事者…
火災予防のONELOVE・渡邉航生代表理事「家が無くなってしまった人たちの声を聞いたときに、初めて、すごくつらかった」
消火や救助の第一線でやりがいを感じていた矢先、火災の原因を調査する部署への異動を命じられます。
火災予防のONELOVE・渡邉航生さん「人事異動があって1年目すぐ4月に大きな火災があって(火元となった家の人から)『なんとかならないんですか』って言われたんです」
住宅火災で、出火原因が特定できることは、そう多くはありません。

火災のあとも苦しむ当事者の姿を見て、渡邉さんにある気づきが生まれます。
火災予防のONELOVE・渡邉航生 代表理事「“助ける側”の訓練しかしてなくて、自分よがりになっていた部分がすごくあったなって、その時思ったのは間違いないですね。もっと人のために、市民のためにできることがあるなって」
火災で悲しむ人を出さないためには、火災を起こさないこと。
休日を利用してたった一人で始めた活動は、今では27人まで仲間が増えました。

火災予防のONELOVE・メンバー「火災予防のONELOVEという活動を通して、すごく業務にも精通する部分がたくさんあるので、これからも活動を続けていきたい」
火災予防のONELOVE・メンバー「本当にこいつは愛が深くて、こんな感じで今、一緒に活動させてもらっています」
全国にいる仲間とともに、渡邉さんがステップしたいこと。
それは…。