■世界陸上オレゴン・9日目(日本時間24日・米オレゴン州ユージーン)

24日に9日目を迎えた世界陸上は、女子100mハードル予選が行われた。予選6組に登場した青木益未(28)は13秒12でこの組5位、5組に登場した福部真子(26)は12秒96でこの組4位と、ともにタイムで拾われ準決勝進出を決めた。

各組上位3人と4位以下のタイム上位6人が準決勝に進む女子100mハードル予選。6組には前日に4×100mリレーの1走で、日本記録更新に貢献した、初出場の日本記録保持者・青木益未が登場した。世界最高記録保持者のK.ハリソン(29)と同じ組、ハリソンについていきたい青木は好スタートを切ったが2台目のハードルに接触しバランスを崩すとスピードが落ちてしまった。写真判定となり少し待たされたが13秒12の5位、4位以下のタイムで上位6人に入り準決勝進出を決めた。

青木は「危ない!危ない!ホッとしてるのと、ちょっと2台目で接触があって、バランス崩しちゃって、でも最後まで諦めずに行けたので、もう一本走れるので次はしっかり12秒台で走れるように頑張りたいと思います」と話した。

5組には福部が登場。今年5月のゴールデングランプリでは世界記録保持者のK.ハリソンについで2位に入った福部は初出場の世界陸上の最初のレースで好スタートを切ると、中盤もスピードに乗りフィニッシュ。自己ベスト(12秒93)に迫る12秒96の好タイムで4位に入った。着順での通過とはならなかったが、日本人の世界陸上最速タイムで準決勝進出を決めた。

進出決定後、福部は「やったー(と軽くジャンプして喜ぶ)。もうちょっとタイム狙ってたんですけど、ちょっと力んじゃって悔しさもあるんですけど、ひとまず目標としていた準決勝進出が出来て、本当に良かったなと思います。準決勝はもっともっとタイムを上げないと戦えないと思うので、しっかり12秒8台を目指してこれから仕上げていきたいなと思います」と、とびきりのスマイルで喜んだ。

準決勝、決勝は25日に行われる。