コロナ治療に使われる“抗ウイルス薬”「BA.5」に効果があるという報告も

「そういう論文が出てきましたというところです。確かにこういうお薬はウイルスが入ってきましたけど、どんどんどんどん増殖していくのを防いでくれるわけなんですよね。それはウイルスが増えるにあたって酵素というものが必要で酵素は工場で言うところのベルトコンベアですね。これをバシッと止めちゃうんですよね。だからウイルスがどんどん増殖しさらに悪いことを起こす前に戻って来れるためのお薬です。そのため、ウイルスが増える前に飲まなくちゃいけないっていうことはあるんですけども、これが「BA.5」に対して効果があるということが確認されたことは良かったということですね」

「結局、工業製品と一緒なんです。インフルエンザのやつが農業製品とすれば、設計を変更してどんどんと工場で再生産できますということで、それがしやすいというのが遺伝子ワクチンということですね」
ーー「新型が出るならそれまでワクチンを待った方がいいのではないか」という意見もあるかと思います。勝田先生によりますと、今のワクチンで「3回目接種」を優先すべきだということです。国内の承認や各自治体への手配の後、予約が真っ先に取られたとして、対応するワクチンの効果が出るのは早くても12月以降となりそうです。3回目接種をすれば変異株まで対応する免疫記憶ができるということでですね?
「確かに抗体自体は減るけれども、あのB細胞という違う部門が免疫を記憶しあって、それが今度は実際に完成しちゃうかもしれないけれども、そこで気がついてくれて、抗体を作り、そして防いでくれる、つまり増殖する前に防いでくれるという話ですね。ですからぜひ3回目接種の方が優勢と考えてください」
(2022年7月22日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)














