大阪では「私学無償化」と「通信制志望」の特徴

普通科では、春日丘1.44倍、泉陽1.39倍、東1.38倍、箕面1.34倍となっています。専門学科では、豊中(文理学)が中間値より上がって1.57倍、高津(文理学)も上がって1.56倍、茨木(文理学)1.48倍、三国丘(文理学)も上がって1.47倍となりました。府教育庁は、学校により第1志望で不合格となっても第2志望で合格となる場合があるため、学校全体の志願者数をもとにした競争率を発表しています。

 大阪における公立高校への出願者数の傾向について、府教育庁は以下のようにみています。
・「私学無償化」の影響があり、全日制の公立高校の志願者数は減っています。

・このほか、全日制の志願者が減って通信制の志願者が増える傾向があるといいます。この背景として、コロナ禍で必ずしも毎日登校しなかったことなどを受け、不登校の生徒が増えているとみられます。通信制の桃谷高校は、出願期間を終えていて、募集人員(昼300、日夜80)に対して311人が志願し、0.82倍となっています。