中国で、きょう開幕した全人代=全国人民代表大会。今年の経済成長率の目標が示されましたが、景気の先行きに不透明感が広がる中、目標の達成は容易ではないようです。
ゼロコロナ政策終了後、5年ぶりに自由に取材ができるようになった全人代。しかし…
記者
「どこが入り口かわからず、各国のメディアが今、振り回されてます。今、やっと入り口がわかって、ようやく中に入れそうです」
「皆、先を争って大混乱です」
「習近平国家主席が入場してきました。これから全人代が開幕します」
中国の景気の先行きに不透明感が広がる中、どのような経済政策を打ち出すのかが最大の焦点ですが、参加者からは…
雲南省代表団
「中国の経済発展は問題ないです、とてもいいです」
前向きな声ばかり。
しかし、中国経済は不動産市場の低迷など、厳しい現実に直面しています。今年の経済成長率の目標について去年と同程度の「5%前後」と、手堅い目標を設定した李強首相。ただし、目標達成は容易ではないようです。
中国 李強 首相
「今年の所期目標を達成するのは容易なことではないため、的確な政策を講じ、各方面が心を一つにして、倍、努力する必要がある」
不動産不況が続く中国では、1月の新築住宅の価格指数が主要70都市の8割で下落。
去年は、ゼロコロナ政策で落ち込んだ経済からの回復となり、目標を達成しましたが、今年は不動産不況や消費低迷と真正面から向き合いながらの試練の1年となりそうです。
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