班ごとにフィールドワーク 当たり前の日常を一瞬にして奪った原爆とは?

班ごとにフィールドワークで伝えたいことを考えます。まず、向かったのは原爆資料館です。ほとんどの児童にとって見学は初めてです。
当時の惨状を今に伝える数々の資料を目を背けることなく、真剣なまなざしで見つめます。
児童
「真っ黒になってるよね。弁当全部。おかずとか全部入って…」
じっと覗き込んでいるのは、爆心地から600mで被爆した中学1年生のお弁当箱でした。
児童
「爆弾で黒くなったご飯が、せっかくお母さんが作ってくれて、大事に食べようと思ったけどこうなってしまったから、ちょっと悲しいというか、残酷」
「本当に悲惨ですごい姿になりながら、家族を亡くしてしまっていた」
改めて、自分の目で見て感じた原爆の恐ろしさ。平和公園の近くにある本川小学校(広島・中区)でも被爆建物の校舎を巡りました。

多くのことを学んだ児童たちが持っているプリントを見せてもらうと、びっしりとメモが書き込まれていました。
児童
「今まで詳しく知らなかった原爆の被害とかを詳しく知れてすごく勉強になりました」
「1つの爆弾で生活が全部変わってしまうこともあるから、今の平和な世界というか、暮らしに感謝していきていくことが大事だなと思いました」