今回の「防災なび」のテーマは『津波の威力を体感』です。
元日に発生した能登半島地震では、新潟県内にも31年ぶりとなる『津波警報』が発表され、津波が観測されました。

新潟県内で観測されたのは最大で37cm。
「これぐらいだったら大丈夫かも」と思う方がもしかしたらいるかもしれません。

実際はどうなのか?
津波の威力と恐ろしさを、防災士アナウンサー・吉田理彩が身をもって体感してきました。

訪れたのは、東京都文京区にある中央大学 後楽園キャンパス。
長さおよそ10m、幅およそ2mの「津波発生装置」です。

中央大学 有川太郎教授
「青いタンクから一気に水を流すことで、津波を再現するようにしています」

中央大学 理工学部の有川太郎教授は能登半島地震の後、石川・富山・新潟の各県内で津波調査を行っています。

装備をつけて、恐る恐る体験施設の中へ…。
まず体験したのは、20~30cmの津波です。

中央大学 有川太郎教授
「だいたい膝の高さくらいの津波を体験していただこうかなと思っています」