1か月同じマスクを使う人も…高齢者へ『正しいマスクの使い方』周知を

(小林正宜院長)
「今のBA.5の特徴ですけれども、やはり高齢者の方は、一定の重症化リスクはあります。基礎疾患をお持ちの方などを守らないといけない。でも守るというとですね、ぱっと頭に浮かぶのが行動制限というふうになるんですが、行動制限ばかりを求めているとやはり家にずっといて、例えば糖尿病が悪くなる、足腰が動かなくなってくる、認知症が進んじゃうというようなこともあり、家に閉じこもってばかりだと楽しみも減りますよね。そういった方々のリスクがあるけれどもしっかりと行動もしていただきたいなっていうところで、そういった対策を考えないといけない。例えば夏休み帰省するときには、マスクの確実な着用。例えばご家族でおじいちゃんおばあちゃんお孫さんと集まって食事っていうのもすごく楽しくてそれをやっていただきたいなと思う中で、たくさんの人がいる中で食事をしてると外からの飛沫で感染リスクが上がるなと、今回個室を予約しようかとか、そういったようなあの配慮があってもいいんじゃないかなと思いますし、規制をやめてくださいっていうよりかは規制をぜひやっていただいてコミュニケーションを楽しんでいただきたい中で、守るべきところは守って高齢者の方々に感染を防ぎたい」

―――もう一つ、高齢者への正しいマスクの使い方の周知とは?
(小林正宜院長)
「まだ高齢者の方々が鼻がちょっと出てるとかですね、お手製のマスクを使っておられる方とか、長期間利用されているというふうに思われるような方もいらっしゃって、例えば1か月単位でマスクをずっと同じものを使われてる方がいらっしゃるんですね。どうしてもマスクの機能が落ちてきてしまうということもあって、高齢者の方に新しいマスクを提供できるような仕組みを作るだとか、病院でもそういった方々には新しいマスクを差し上げることもありますけれども、そういう対策が高齢者の方々を守るのではないかなというふうに思います」
―――物を大切にしたいから、1回で使い捨てというのに抵抗がある方がいるということですか。
(小林正宜院長)
「そうだと思います。やはり1日、2日では勿体ないなと思ってですね、ずっと使っておられて、マスクの機能が落ちてしまったようです。本末転倒になってしまうということをお伝えしたいなと思います」
(2022年7月21日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)














