中国国内でも強まる言論統制
ドキュメンタリー映画「ウルムチ中路」。2022年11月、中国各地でゼロコロナ政策を続ける政府に、白い紙を掲げ抗議した「白紙運動」の記録です。
「政府が白紙運動が起きたことを隠そうとしている」と訴える内容でしたが、当局は陳品霖監督を逮捕、2月に起訴しました。
政府によるこうした言論統制は、ネット空間にも及びます。
習近平国家主席「我々は、より平和で安全なサイバー空間を構築を提唱する」

2023年11月、インターネットに関する会議の場で、習近平国家主席は
中国独自にネット空間の管理を強めることを提唱。
中国の大手SNSは、50万人以上のフォロワーがいるインフルエンサーについて、実名の公開を求めると発表しています。
アメリカのNGOが行った「ネットの自由度」の調査では、中国は対象70か国中、9年連続最下位。こうした状況を専門家は…

東京大学大学院・阿古智子教授(現代中国研究)「政権に対し隠語とか使いながら批判する人にも圧力がかかって、どんどん 削除されていく。監視が進んでいる。ですから息を抜くことができない。疑問とかも、発信することができなくなってしまっている」














