夫は透析が必要 避難所を出ることに…
(大野和之記者 石川・金沢市 2月20日)
「金沢市の額谷体育館に来ています。こちらでは、輪島市の南志見地区から集団避難してきた人々が協力して生活しています」
ここで生活する人たちは自宅が倒壊するなどして、ほぼ“着の身着のまま”避難してきました。
(避難した人)
Q皆さんで来られたのは良かったですか?
「見知らぬ人よりも話やすい。日頃から話していたから話題もあったし良かった」
ただ、この避難所は3月末で閉鎖されることに。この先の生活をどうするか…難しい決断を迫られています。


自宅が大きく損壊した仲泉正子さん、75歳。
(仲泉さん)
「何をするにも病院。透析できる病院がないと身動きできない」
仲泉さんには人工透析が必要な夫がいるため、金沢市内にアパートを借り避難所を出ることに。やむを得ない決断でしたが、このままでは「地域がバラバラになってしまう」という不安も大きくなっています。
(仲泉さん)
「(友だちから)『移るんやってね』って。お互いにぼけて『あんた誰や』ってなる前にまた会いたいね』って…わびしいね」
