松原佑基アナウンサー
「しっかりと深炒りの香り。後味に甘みもしっかり出ています。焙煎がうまくいかないと、コーヒーの甘みは引き出せないので、これは焙煎、うまくいきましたね!」

驚くほど完成度の高いこの焙煎機。
昨年秋から販売を始めたところ、口コミで広まり注文が殺到。
いまや、3ヵ月待ちの大人気となっています。
そして、これを作っているのが松江刑務所の受刑者。
今回、松江刑務所内の工場にカメラが入りました。
朝6時40分に起床した受刑者は、朝食のあと工場に向かい、1日約7時間作業にあたります。
松江刑務所内には様々な作業工場がありますが、約20人の受刑者が、旋盤や溶接機を使い農機具部品の製造・電線の解体などを行っています。
そして、そのうち、3人ほどがコーヒー焙煎器の製造に携わっているといいます。

松江刑務所 工場担任者
「焙煎器の作業を行っているのは、金属工場でもトップレベルの技術を持つ受刑者が製造しています」
焙煎器の中にスパイラル状に加工した金属棒を取り付ける作業を見せてもらうと…かなり高度な金属加工の技術が必要なことがわかります。