家庭での注意点は

家族の中で誰かがインフルエンザにかかってしまうと、看病した人への感染が続いてしまうことがあります。
看病をする際に気を付けることは何があるのでしょうか。

伊藤院長:
医療従事者が実際に患者さんをお世話するときには「N95」という気密性の高いマスクやフェイスガード、手袋などで万全を尽くすわけですが、家庭においては限界もあると思います。

≪家庭での感染対策≫
▼不織布のマスク▼うがい▼できれば手袋をつける▼石鹸を使った流水での手洗いとアルコール消毒▼換気を十分する▼空気清浄機をつける▼入浴やシャワーでしっかりとウイルスを洗い流す

恵俊彰:
「N95」マスクは普通に売っているんですか?

伊藤院長:
コロナの初期の頃はなかなか手に入らなくて我々も困ったんですけど、今は手に入りやすい状況にあると思います。例えば家族の方が受験を控えていて、もう誰も感染することができないという状況であれば手に入れるのも一つの方法です。

「乾燥」で感染リスク増

空気が乾燥すると気道粘膜の防御機能が低下してインフルエンザにかかりやすくなります。室内では、加湿器や濡れたタオルを干すなどして湿度を50~60%ぐらいに保つことが良いとされています。

伊藤院長:
感染症的には(外の)湿度が30%を切ってくると危ないと言われています。この時期はウイルスが非常に長い間、空気中に浮遊する時期だと思います。

(ひるおび 2024年2月27日放送より)