イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの戦後の統治をめぐる議論が続く中、自治政府ナンバー2のシュタイエ首相が辞意を表明しました。
パレスチナ自治区のヨルダン川西岸地区とガザ地区はパレスチナ自治政府がもともと統治していましたが、ガザ地区は2007年以降、ハマスが掌握。去年10月からのイスラエル軍との戦闘で市民の犠牲が増え続けています。
そのガザの戦後統治のあり方をめぐる議論は関係国の間で続いていて、アメリカのバイデン大統領は「ガザとヨルダン川西岸はともに再活性化されたパレスチナ自治政府のもとで統治されるべきだ」との考えを示しています。
こうしたなか、パレスチナ自治政府のシュタイエ首相は26日、「ガザ地区の状況などを考慮した新たな政治的取り決めが必要だ」などとして、アッバス議長に辞表を提出したことを明らかにしました。
地元メディアによると、アッバス氏は辞表を受け取ったということです。
自治政府はパレスチナ住民からの支持が低く、アメリカ政府が「改革が必要」と指摘してきたなかでの辞任となります。
こうした動きについて、ロイター通信は「アッバス議長の決意を示す象徴的な変化」だとしたほか、AP通信は「改革への第一歩のようだ」との見方を伝えています。
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