野菜のブロッコリーが、2026年に国が定める「指定野菜」になります。あまり聞きなじみのない指定野菜とは一体、何なのでしょうか。さらに、フードコーディネーターに“茹でるだけじゃない”ブロッコリーの新メニューを提案してもらいました。

ブロッコリーが「指定野菜」に

ブロッコリーは、アブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜です。

地中海沿岸が原産で、キャベツの品種改良によって生まれました。ブロッコリーの語源は「枯れた枝」という意味のイタリア語「ブロッコ」と上腕という意味のラテン語「ブラーキウム」に由来するとされています。日本名は、メハナヤサイ。1(ひと)かぶ、2(ふた)かぶと数えます。切りわけて茹でたものをサラダかマヨネーズを付けて食べるのが定番です。

このブロッコリーが2026年に国の「指定野菜」になります。指定野菜について、農林水産省東北農政局で聞きました。

東北農政局生産部 千葉芳信課長:
「野菜生産出荷安定法に基づく野菜価格安定制度において、国民の消費生活上、重要な野菜を指定野菜としています」

指定野菜は、1966年にできた制度で、これまでにダイコンやキュウリなど14品目が指定されています。つまり、指定野菜は日本国民に欠かせないもので安定供給が求められる人気の野菜ということです。

ちなみに、この指定は1974年の「ばれいしょ(ジャガイモ)」以来と半世紀ぶりとなります。