27歳の時に突然失踪した大澤孝司さんの大学時代の同級生たちが2023年10月に、全国から集まりました。その同級生も皆、77歳です。

【神奈川から来た福島和好さん】
「きちんと生活をしてくれていればいいと、もちろん帰ってきてほしいのは当たり前だけど、そういう思いはずっとありますよね。変な生活をしてほしくないと思っています」
【北海道から先山和彦さん】
「本当に優しい印象を受けた人でした。人道上の問題だということで、遠慮せずにどんどん北朝鮮に向けて発信していく態度を見せてもらいたい」

特定失踪者・大澤孝司さんの兄 昭一さんの願いは、再び兄弟で写真撮影がしたい。家族の日常を取り戻したい―。
ただそれだけです。

【大澤昭一さん】
「当然、死んでいるかもしれません。それでも弟には柔軟的な面があるので、残っている可能性もあるのかなと思っています。もう一度、兄弟で当たり前のたわいのない話をさせてくれる機会を、私たちに作ってもらいたい」