2023年12月、青森県五所川原市で酒を飲んで車を運転したうえ、男性をはねたまま逃走して死亡させたとして、危険運転致死の罪などに問われている男の裁判で、検察側は「身勝手で悪質な犯行」と指摘して、男に懲役5年を求刑しました。

危険運転致死の罪などに問われているのは、五所川原市松島町のトラック運転手・山中將裕被告(58)です。

起訴内容などによりますと、山中被告は2023年12月3日の未明、五所川原市内の飲食店3軒をはしごして飲酒を重ね、アルコールの影響で前方を注視するのが困難な状態で軽乗用車を運転し、五所川原市一ツ谷の市道で、歩いていた当時54歳の五所川原市職員の男性をはねたまま逃走し死亡させたとしています。

22日の公判で検察側は、山中被告が任意保険に加入していなかったことも指摘した上で、「自己中心的で身勝手、悪質な犯行。結果は余りにも重大で酌量の余地はない」として懲役5年を求刑しました。

判決は3月8日に言い渡されます。