宮城県石巻市大川小学校の卒業生、只野哲也さんは、震災の伝承活動に加え、いま、新たな目標の実現を目指しています。震災発生から間もなく13年。ふるさとの再生に向けた壮大なプロジェクトが始まっています。
「あの日」を伝える只野さん
只野哲也さん:
「津波というのは、私も小学校のときはただ水が来るだけだと思っていたけれど、津波っていうのはこういう鉄筋の建物も簡単にへし折る」

石巻市にある大川小学校の卒業生、只野哲也さん。24歳の只野さんは、あの日の経験を伝え続けてきた語り部の一人です。
只野哲也さん:
「一晩中ずっとうなされている高齢の人がいたけれど、その方が次の日の朝には冷たくなって亡くなってしまって、娘さんがわんわん泣いているのを見て。子どもながらに、なんでこんなことになったんだ、きのうまであんなに遊んで普通の小学校の生活していたのに、なんでこんなことになるんだって」
そんな只野さんはいま新たな目標の実現を思い描き、一つのプロジェクトを進めています。














