ガザ支援ストップは“事実上の死刑宣告”

23ジャーナリスト 須賀川拓:
かなり強い言葉になってしまいますが「事実上の死刑宣告」。これをキーワードにお伝えしていきます。これを選んだのも、これだけ状況が逼迫してる中、もっとちゃんと伝えていかなくてはいけないという思いがあります。

藤森祥平キャスター:
まずは、今の関係をおさらいします。

ネタニヤフ首相率いるイスラエル。対するのがパレスチナ自治区・ガザを実効支配するハマス。

「UNRWA」という組織は、パレスチナ難民を支援している国連の機関です。世界各国がお金を出し合って、水、食糧、教育など難民の支援を行っているチームです。

1万3000人いる職員の中の9割がパレスチナ人職員になっているという現実があります。その一部の職員が2023年10月7日のハマスのテロ攻撃に加担したという疑惑が出てきました。

そして、国連は既にこの職員に対して解雇という処分をしています。こうした事態を受けて、日本を含むアメリカなど世界各国が今、資金援助を一時停止している状況です。