資金停止は「死刑宣告に近い」

2023年10月のハマスによるイスラエル襲撃に、UNRWAの一部職員が関与した疑いが浮上。アメリカや日本など10か国以上がUNRWAへの資金の拠出を停止したのです。

この事態に、UNRWAの清田明宏保健局長は…

UNRWA 清田明宏 保健局長
「もしUNRWAがなくなって支援が止まれば、こういう言い方はよくないが、死刑宣告の近い状態になってしまう

またイスラエルは2月、UNRWA本部の地下にハマスのトンネルを発見したと発表しました。

23ジャーナリスト 須賀川拓
「イスラエル側の証拠が提示されている」

UNRWA 清田明宏 保健局長
「私が言えるのは、UNRWA側はまだ(証拠を)見せてもらっていないということ。調べたら、うちの施設の中にトンネルがもしあるとしても、そこに下りる入口はない」

清田局長はイスラエル側の主張を否定した上で、“支援の必要性”を改めて訴えました。

UNRWA 清田明宏 保健局長
「ガザの人にしてみれば、国際社会に見捨てられたという思いはものすごく強い。支援物資を大量に入れていく、それをやらないことにはガザは本当にこの世の地獄になってしまう」