高校歴代最多、通算140本塁打を放ち、米スタンフォード大学に進学が決まった花巻東高校の佐々木麟太郎(18)が岩手県花巻市の同校で取材に応じた。

「世界でもトップの大学であるというのは重々承知している。覚悟の上でここでやっていきたいと思い決断した」と決意を語った。

スタンフォード大学は、世界の大学ランキング2位の名門。スポーツにも力を入れ、野球部も過去2回、全米チャンピオンに輝いた強豪だ。

「野球人生だけで決断したわけではない。自分の人生観としては、一瞬の喜びではなく一生の喜びだと意志を持って決断した」「勉強も野球もできる人間になるというのは、人間・佐々木麟太郎の人生の大きなテーマ。そこを目指しながら学業も野球も学んで行ければ良いと思う」と学業との両立を誓った。

高校の先輩であるブルージェイズ・菊池雄星(32)とドジャース・大谷翔平(29)については、「同じ国でプレーするが、自分は野球選手としてまだまだ未熟、一歩でも近づけるように頑張りたい。機会があればアドバイスを頂きたい」と語った。

背番号は大学側から「3」「17」「25」を提案されたが、「長嶋茂雄さんの印象で最終的に決めたと「3」を選んだことを明かした。