『チャットGPT』を開発したアメリカの「オープンAI」が、指示するだけで生成AIが動画を作成するという新たな技術を発表しました。どういった技術なのか紹介していきます。
文章だけで“高画質動画”を作成 AI新技術「Sora」とは?
良原安美キャスター:
テキストで指示するだけで、生成AIに動画を作らせることができるオープンAIの新たな技術「Sora」。最長1分の“高画質動画”で、背景含め“シーン”もAIが作ってくれます。

アメリカメディアによりますと、「無限の可能性を呼び起こす」ことをコンセプトに、日本語の「空」が由来となっているということです。ホームページ上には50以上の動画が公開されていて、その全てが「Sora」により生成されたものだとしています。
オープンAIは専門家による安全性の検証などを踏まえた上で、市場に投入する考えです。
ものすごい技術ですが、他にもいろいろとご紹介していきたいと思います。
「Sora」のコンセプトは「無限の可能性を呼び起こす」ということで、“多種多様”な動画あげられています。
白い車をドローンのようなカメラが追いかけている動画は、「松の木に囲まれた急斜面の山道を走る白いヴィンテージSUVをカメラが追う」と文章を入れると出来上がりました。
カンガルーが踊っているアニメ映画のワンシーンのような動画は、「ディスコで踊るアニメのカンガルー」と文章を入れると出来上がりました。
近未来のロボットが立っていて、いろいろな角度からこのロボットを映し出している動画は、「コンピュータに支配された社会でのロボットの日常」と文章を入れると出来上がりました。

いろいろなシーンが分けられていて、まさに文章通りの動画が出来たなという感じがします。
日比麻音子キャスター:
内容だけじゃなく、演出の仕方というところまでもAIができるということですよね。
井上貴博キャスター:
もちろん素晴らしい技術ですが、その一方で、フェイクに繋がりやすい。海外ではなりすまし詐欺が急増していて、数百億の被害も出ている。それをどうしていくのか。