溺れた時には「浮いて待つ」


「今から実技の方を始めていきたいと思います」「よろしくお願いします」



今月13日、県消防学校で行われた講習会。初任科生たちがプールに入り、溺れた時の対処法について学びました。

(渕 雅顕記者)
「海や川でおぼれた時の対処法について、私も実践して学んでみます」

今回特別に、記者も体験させてもらいました。

(渕 雅顕記者)
「もし、溺れそうになった場合は、どうすればいいんですか?」
(日本赤十字社宮崎県支部水上安全法指導員 清田雅さん)
「まずは、溺れた時には浮いて待つ。これが『いの一番』。ちょっと実際にやってみましょう。
こうやって、顔は仰向けにして、真上を見て、体はリラックスした状態」



溺れた時、自分の命を守るためにするべきことは「浮いて待つ」。

「助けて」と叫びたくなりますが、そうすると肺の空気がなくなってしまい沈んでしまうほか、救助がくるまでなるべく体力を温存することが大事です。


(清田さん)
「これで浮いたと思ったら手は横の方に広げて」

大きく息を吸い、手と足は大の字に広げるとより浮かびやすくなります。



ただ、初任科生たちの中には力んでしまって、なかなか上手に浮くことができない人もいて、指導員の清田さんは、ズボンの裾をしばって空気を入れ、浮き輪のかわりとして使える方法も伝えました。