社会人2年目の進化へ ストレート球速アップに取り組む

 しかし、それ以上に課題を感じた1年でもあった。「どうしても、もう一つ何かないといけない。真っすぐのスピードであったり、三振を奪える変化球であったり。今年はそういう所を突き詰めていかないと去年のようには行かない。」

 2年目の進化へ、まず取り組んでいるのはストレートの平均球速アップだ。自身最速の147キロは大商大2年時に計測したもの。NTT西日本入社後は、最速144キロと球速に伸び悩みを感じていたという。「先発として1回から9回まで143~144キロで投げて、力を入れたら147~148キロというのを目指しています」。

 武器となる変化球の習得にも励んでいる。「落ち球(フォークボール)ですね。もともと持ってはいるんですけど、3ボール2ストライクなど、ここ一番で投げられるかというと、そういうボールではなかった。もともと膨らんでしまうフォークボールだったので、できるだけストレートに近いように落とすことができれば、投球の幅も広がってくると思う」。