有田焼の陶芸家で人間国宝の故・十四代酒井田柿右衛門さんが設計した窯がある九州産業大学で、学生たちが焼いた作品を取り出す窯開きが行われました。

九州産業大学で行われた窯開きには、芸術学部で陶芸を学ぶ学生10人が参加しました。

RKB堤千春「窯の中は熱気が残っていて、現在温度が50℃ほどあるそうです。

芸術学部の学生「暑いけど楽しいです」

学生たちは、今月13日から23時間かけて焼き上げた約500点の作品を一つずつ取り出し、出来栄えに一喜一憂していました。

この窯は、大学院の芸術研究科で陶芸を指導していた故・十四代酒井田柿右衛門さんが、学生に伝統工芸の奥深さを感じてもらおうと、佐賀県有田町にある柿右衛門窯と同じ様式で設計したものです。

芸術学部4年 鹿谷颯汰さん「今回風が結構強くて、温度がなかなか上がらなくて、しんどい思いしてできたのは嬉しいです。なかなか大学生のうちにできることではないので、貴重な経験をさせてもらっている」

今年11月の学園祭を開催できれば、焼き上がった作品を販売したいということです。