なぜ「センダイヘンジ」なの…

仙台市中心部は、道路が碁盤の目のようになっていて、上記のマーブルロードおおまちの他、広瀬通や青葉通などの大通りも同じ方向を向いています。

このためこれらの通りでも2月後半と10月後半に太陽が道路の向こう側、ちょうどビルの谷間に沈むということになります。実は最近、こうした景色を、「センダイヘンジ」と名づけて楽しもうという動きが起きているんです。

聞きなれない言葉ですが、その由来はというと、イギリスの巨大な石が立ち並ぶ遺跡、世界遺産の「ストーンヘンジ」です。ここでは夏至の日には、遺跡の中心から見るとちょうど入り口の2つの石の間から太陽が昇るため、毎年ものすごい盛り上がりになるそうです。

イギリス・ストーンヘンジの夏至の日の出(去年6月21日)

アメリカ・ニューヨークのマンハッタン島ではこれにちなんで、高層ビル街のいわゆる摩天楼の間に沈む期間限定の夕日が「マンハッタンヘンジ」として注目されています。さらにこれにちなんで、仙台でもビルの谷間に沈む期間限定の夕日を「センダイヘンジ」と呼んで広めようということなんですね。