『万代テラス』は、信濃川の河口付近をおよそ18億円かけて埋め立てて、2015年にオープンしました。

この場所で市街地のにぎわいづくりと交流人口の拡大を狙って新潟県は、地域のにぎわいづくりなどを全国で展開している「ピーエイ」に2021年から3年間事業を委託し、これまでに、サウナや飲食の他、モルックといったニュースポーツなど、37のイベントの開催につなげています。

しかし、課題もありました。
その1つが水道です。
これまで開催してきたイベントでは“飲食”も多く、水道が必要でした。
ただ、万代テラスの中で、萬代橋に近いエリアには水道が整備されていません。

【記者リポート】
「万代テラスの中で、コンテナが用意されたところでは水道が通っているので飲食ブースを出すイベントを開きやすいですが、萬代橋に近い方のエリアは水道が整備されていませんので十分に活用しにくい状態となっています」

新年度予算案で新潟県は『万代テラス』に3674万円を充て、水道や電気の設備を増やす方針です。

【ピーエイ施設運用事業部 莨谷大部長】
「水道を使わずに萬代橋に近い場所で行うイベント時には、橋から降りてきてくれる方が多いと感じていたので、萬代橋に近いエリアにも水道ができるとすごくありがたいなと思います」