液状化被害が大きかった寺。とくにその釣り鐘の状態をみて長谷川さんは具体的な修復方法について考えます。

建物修復支援ネットワーク・長谷川順一さん:
「おみこし状に、鉄道のレールみたいな、H鋼を井桁状に組んで入れて持ち上げて、浮かせておいたところで、この石を全部外して、もう1回基礎をし直して積み上げていく。砂の盤を固化する方法。薬液注入『グラウト』って言っていますけど、そういう方法で固めてあげることをするのも1つ。液状化防止の秘訣にはなる」
長谷川さんは、災害によって歴史ある貴重な建造物が失われていくことを危惧していて、自身の専門的な知見を届けることで建物を「修復する」という選択肢もあることを知ってほしいと話します。

建物修復支援ネットワーク・長谷川順一さん:
「応急危険度判定の赤は、建物がもう危ないから住んじゃいけません、直せませんという意味ではないんですよね。直せるものは直す。過去の取り組みも含めてお伝えすることによって、住民に少しでも痛みの少ない選択肢を提供する」
「愛着のある地元に残りたい」と願う被災者も多いなか、長谷川さんはこうした被災者に向けた相談会を各地で開催していて、建物修復に向けてあきらめずに一緒に知恵を絞りたいとしています。














