観光スポット目指した鵜小屋がなぜ放置された?

取材班が取材を始めたのは2年前にさかのぼります。建物の様子を見てみると…。
(記者リポート 2022年9月12日放送より)「網ばりで中が見えるようになっていまして、草がかなり高く自分の背よりも高いくらい草が生えています。こちら発泡スチロールでしょうか、元々覆っていた発泡スチロールが無惨な状態で今散乱していまして、嵐山とは思えないような光景が広がっています」
嵐山を訪れた観光客からは当時このような声が聞かれました。
【2022年9月12日放送より】
「(Q後ろの建物、何だと思う?)え、これ!?いや、さっぱり…屋根もないし」
「わからないですね」
「2週間くらい前にも(旅行に来て)散歩して、これなんだろうと思って見ていた。景観がね、あんまり…」

実はこの建物は、鵜を飼育する鵜小屋として、嵐山の観光スポットのひとつになることを目指したものでした。ところが…。
(嵐山通船 小島義伸社長 2022年9月12日放送より)「前社長が株主総会の前の役員会で解任されて、1年後に前社長が理事をやっている一般社団法人(鵜飼協会)も解散してしまって、宙ぶらりんになっているんですね、あの小屋は」

そもそも鵜小屋は一般社団法人「鵜飼協会」が京都府が管理する公園内に設置する許可を受けました。この鵜飼協会の理事を務めていたのが嵐山通船の前社長。しかし、前社長が嵐山通船の経費を不正に使い込んだ疑惑が浮上。嵐山通船を解任された前社長は、鵜飼協会の理事も辞任して鵜飼協会は解散して、工事も立ち消えとなりました。
その後、京都府は鵜飼協会だけでなく、工事業者と契約を結んでいる嵐山通船にも撤去の責任があるとして、双方に撤去命令を出したのです。














