「切りたいけれども切れない」宗教団体と政治家がつながるメリット「選挙の票」と「人出」

ーー安倍派の議員と旧統一教会が繋がりがあるというのは以前から知られていたということなのですが、宗教団体と繋がるメリットは「票」と「人手」というところがある?

「大きいですね。特に選挙になりますと、候補者は非常に見えない票をあてにしながら運動を続けるわけですね。そういう中で、いくつか『見える票』というのがあるのですが、業界団体や特に宗教団体ですよね。ここに一定の信者の数がいれば、その数が全部来るとは限りませんけれども、ある程度は票が見えると。それから選挙は人手がたくさん必要ですね。例えば、ポスターを町中に貼るとかですね、集会をやったときには交通整理の人や受付の人も必要になります。人手を宗教団体はかなり快く出してくれると。その関係が議員にとって非常に魅力的になって、切りたいけれども切れないと。頼りたくないけども頼りにならざるを得ないと。そういう関係がずっと続いたんだと思います」