酒に酔って暴れて、物音に叫んで怯えて―― 元日本兵の父との壮絶な日々 旧日本軍がタブー視した兵士のPTSD #きおくをつなごう #戦争の記憶

「起立!」酒に酔った元日本兵の父が、兄と私を壁際に立たせる。「これから皆で死のう」そう言って、プロパンガスの栓を開くと「シー」という音と共にガスが出てくる。藤岡美千代さん(66)が5歳ぐらいの時の記憶だ。この「心中ごっこ」が日常的に繰り返されるなど、藤岡さんにとって父親は恐怖の対象でしかなかった。戦争が人の心を壊すのは今では広く知られているが、日本では長年、本人も家族も問題を直視できずにいた。旧日…


































