現在、関東・東北・北海道に向けて北上を続ける台風5号、ニュースで台風の名前に添えられているのは「ナーリー」というカタカナ。これって一体何でしょう?
台風1号「ウーティップ」って何?!
日本では台風を数字で表記しますが、今年これまでに発生した台風1号、2号にも、カタカナが添えられていました。
ちなみに
・台風1号には「ウーティップ」
・台風2号には「セーパット」
・台風3号には「ムーン」
月?なんで??なぜその名前を付けるのか、意味が分かりません…

まずは、日本での「1号」「2号」といった台風名は、気象庁が名付けています。
毎年1月1日以降に、最も早く発生した台風を第1号とし、それ以降に発生する台風ごとに2号、3号といった形式で番号を付けられています。
気象庁によりますと、さかのぼると台風はかつて「アメリカ」が英語での人の名前を付けていたということです。
実は...全部「アジアの人々になじみのある呼び名」
新しい名前をつけることになったのは2000年。
日本を含む14か国などの政府間組織「台風委員会」が、アジア各国・地域の人々の防災意識を高めることなどを目的に、アジアの人々になじみのある呼び名をつけることになったそうです。
「ウーティップ」(台風1号)や「セーパット」(台風2号)「ムーン」(台風3号)といった、名前は台風委員会の加盟国が提案したものだったのです。
2000年の「台風第1号」に、初めてカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」のアジア名が付けられ、その後、発生順に事前に用意された140のアジア名を順番に使用され、再び最初の「ダムレイ」に戻るという流れで構成されているということです。