派閥の政治資金の問題で、きのう新たに安倍派の2人の政務官が辞任したことについて、岸田総理は「任命責任を重く受け止めている」としたうえで、残る3人の安倍派の政務官については更迭を否定しました。
岸田総理
「政治刷新と政策推進、この両方の先頭に立って、推進していくことによって、責任を果たしていきたいと思います」
岸田総理は2人の政務官の辞任について「任命責任を重く受け止めている」と述べましたが、残る安倍派の3人の政務官については「引き続き職務を果たしてもらいたい」として更迭を否定しました。
一方、安倍派がきのう収支報告書を訂正し、総務省に提出したのを受けて、自民党では裏金問題に関わった議員への聞き取りをあすから始める方向で調整しています。
聞き取りの対象は安倍派と二階派の現職議員とする方針で、森山総務会長や渡海政調会長、小渕選対委員長ら幹部6人が3つのチームに分かれ、弁護士も交えて対面形式で行います。
岸田総理は、自民党の国会議員全員に調査を行うかについて「党としての関係者の聞き取り調査を進めながら、必要性について判断をしていきたい」と述べています。

総裁選に出馬表明続々 茂木氏きょう午後に出馬会見 近く高市氏も意向表明へ