自民党・派閥の裏金事件をめぐる政治刷新本部の議論が大詰めを迎えています。派閥の存続をめぐり、岸田総理と麻生副総裁の間に軋轢が生まれる中、取りまとめの行方は。
岸田総理
「派閥を解消して、真の政策集団に変わっていくためにはどうしたらいいのか、これを議論をしていく」
きょう、政治刷新本部で中間取りまとめの案を提示した岸田総理。自民党では全ての派閥の廃止を求める議員連盟が発足するなど、「派閥政治」の転換期を迎えています。ここに至るまでには、自身の派閥の存続で割れる岸田総理と麻生副総裁に不協和音も生じてきました。
岸田総理(今月18日)
「宏池会(岸田派)を解散することを検討しております」
先週18日、他派閥への根回しをすることなく、派閥の解散に言及したことに驚いたのが麻生副総裁でした。この夜、岸田総理のもとには、麻生氏から一本の電話が…
麻生副総裁(18日夜 関係者への取材によると)
「解散するって報道で見たけど、どうなってるんだ?」
岸田総理(18日夜 関係者への取材によると)
「自分の派閥のことなので自分で決断しました。この決断に麻生さんが揃える必要はありません」
麻生氏の怒りを重く受け止めた岸田総理は、おととい、麻生氏に「今回のことを謝りたい」と告げ、都内のホテルで会談。麻生氏は岸田総理に、こう忠告したといいます。
麻生副総裁(おととい 関係者への取材によると)
「これまで支えてきたのに、事前に相談もなく、派閥の解散を決められて率直に迷惑だ。派閥を解散しても内閣支持率は上がっていないだろ」
こうした中、岸田派はきょう、66年の歴史に幕を下ろす方針を決め、解散に向け事務的な手続き入りました。
自民党 武井俊輔 衆院議員
「私は宏池会が大好きで、宏池会に入りたいと思ってやってましたので、なかなかやっぱり、つらいですね」
きょう、政治刷新本部で示された中間取りまとめの案では、すべての派閥の廃止には踏み込まず、派閥について、お金や人事のための集団とみられた「派閥」から脱却し、「本来の政策集団に生まれ変わらねばならない」と訴え、▼派閥の政治資金パーティーの禁止や、▼人事面での働きかけや協議を行わないことなどが明記されました。野党は…
立憲民主党 岡田克也 幹事長
「メリハリのない、非常に腰の引けた案だなというふうには受け止めました」
裏金事件の反省をいかし、自民党は変わっていけるのか、その覚悟が問われています。
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