中国政府は発表を取りやめていた若者の失業率について、統計方法を変えたうえで半年ぶりに公表しました。14.9%と依然、高い水準にあります。
中国国家統計局は17日、去年12月の16歳から24歳までの若者の失業率は14.9%だったと公表しました。
中国の若者の失業率をめぐっては去年6月、21.3%と過去最悪を更新しましたが、その2か月後には「卒業前に就職活動を行う学生を統計に含めるべきか検討が必要」だとして、公表が取りやめられていました。
今回公表された失業率は学生を除いたもので、去年6月よりデータ上は改善されているものの、依然、高い水準であることに変わりはなく、就職問題の解決には至っていないものとみられます。
学生を統計から除いた理由について、国家統計局は「学生を含めると、本当に仕事を必要としている若者の就職状況を正確に反映できないため」と説明しています。

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