(ブルームバーグ):米アマゾン・ドット・コムは1日、物価高で節約志向を強める消費者を取り込むため、大半の商品を5ドル(約740円)以下に設定した新たな自社ブランド「アマゾン・グロサリー」 を立ち上げると発表した。
同ブランドには乳製品や生鮮野菜、精肉などが含まれる。新ブランドは「アマゾン・フレッシュ」と「ハッピー・ベリー」の両ラインを統合したもので、ネットおよびアマゾン・フレッシュ店舗で販売される。
アマゾンのグロサリー部門責任者、ジェイソン・ビークル氏は声明文で「消費者が特に価格に敏感になっている今、アマゾン・グロサリーは生鮮食品から菓子、常備品に至るまで1000品目超について品質や味を損なうことなく低価格で提供する。競争力ある価格で家庭の食費節約に貢献できる」と述べた。
米国では食品価格の上昇を受けて消費者が安価な商品に切り替える傾向が強まっており、プライベートブランド(PB)商品の売れ行きが好調だ。食品スーパー大手のウォルマートやクローガーは今年、自社ブランドの市場シェアが他ブランドに比べて拡大したと明らかにしている。
原題:Amazon Starts Grocery Brand Aimed at Deal-Conscious Shoppers (1)(抜粋)
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