北朝鮮による、核・ミサイル開発の資金源となる違法な瀬取りなどに関与したとして、韓国政府は11の船舶を独自の制裁対象に加えました。
韓国外務省によりますと、独自の制裁対象として新たに加えられたのはシエラレオネや北朝鮮船籍の11の船舶です。沖合いで船から船に積み荷を移し替える「瀬取り」と呼ばれる方法を使うことなどで、北朝鮮による石油などの物資や資金の調達に関わったとされています。
船舶が独自制裁の対象に加えられるのは8年ぶりで、韓国政府は「違法な資金と物資の調達を遮断することで、核・ミサイル開発を断念させるという強い意志を示している」と説明しました。
北朝鮮に対する韓国独自の制裁は、尹錫悦政権になって15回目で、今回は他にも個人2人と3つの機関が独自制裁の対象に加えられています。

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