人道状況が悪化しているパレスチナ自治区ガザをめぐり、WHO=世界保健機関の理事会の特別会合が開かれました。テドロス事務局長は保健・医療体制が「壊滅的だ」として停戦の必要性を訴えました。
WHO テドロス事務局長
「ガザ地区の保健・医療体制は崩壊寸前だ。医療施設の3分の2は機能していない」
テドロス事務局長は10日に開かれた特別会合で、イスラエルとハマスの戦闘が保健・医療体制に与える影響は「壊滅的だ」としたうえで、感染症が広がるリスクについて、「情勢が悪化し、冬が近づくにつれてさらに高くなることが予想される」と懸念を示しました。
イスラエル軍はガザ地区の住民に連日、南部への避難を呼びかけていて、テドロス事務局長は衛生状態が悪化するなかで、避難民が密集するのは「病気が蔓延するにはうってつけの条件」だと警告。
現在、平均してシャワーは700人に1つ、トイレは150人に1つしか使えない状態になっているとして、「ガザの人々の健康を守る唯一の方法が停戦だ」と訴えました。
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