物価高が続き、食品を中心に節約志向が高まる中、外食チェーンが「値下げ」です。

ファミリーレストランのガストでは、ハンバーグやアルコール飲料など30品目をきょうから、30円から200円“値下げ”します。

「たっぷりマヨコーンピザ」は700円からワンコインの500円(税込)に、「チーズINハンバーグ」は800円から750円(税込)に引き下げます。また、アルコール飲料も50円値下げします。

値下げすることについて、「原材料は海外から輸入しているため円安の影響は大きい」としつつも、消費者の節約志向に対応して決めたと言うことです。

先週発表された実質賃金は、前の年の同じ月に比べ2.4パーセント減って、18か月連続のマイナスとなっていて、物価上昇に賃金が追いついていない状況が続いています。

すかいらーくホールディングスは、「あえて“値下げ”することで、多くの人が外食機会を持てるようにしたい」としていて、客数の増加やついでに注文することを呼び込み、客単価を引き上げることなどで値下げによる収益のマイナスをカバーする方針です。

一方、原材料価格が高止まりしている鶏肉や鶏卵を使用した「オムライス」や「若鶏のグリル」など一部の商品は最大50円の値上げとなります。