(ブルームバーグ):中国の半導体メーカー、長江メモリー・テクノロジーズ(長江存儲科技、YMTC)が中国本土で新規株式公開(IPO)を検討しており、評価額が400億ドル(約6兆円)を超える可能性がある。事情に詳しい関係者が明らかにした。実現すれば、ここ数年で最大級の本土上場案件となる。
YMTCは評価額を2000億-3000億元(約4兆2600億-6兆3900億円)程度と見込んでおり、中国国際金融(CICC)と中信建投証券(CSCファイナンシャル)がIPOの準備を支援しているという。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。
関係者の1人によると、早ければ来年にも上場が実現する可能性がある。
長鑫メモリー・テクノロジーズ(長鑫存儲技術、CXMT)も本土での上場を計画している。同社は今月、IPOに向けた上場前の指導を終え、YMTCと同じようにCICCと中信建投証券と作業を進めている。
長鑫メモリーも、評価額を2000億-3000億元とする方向で検討していると事情を知る関係者が述べた。ロイター通信がこの内容を先に報じていた。
関係者によれば、YMTCとCXMTのIPO計画はいずれもまだ初期段階で、内容は変更され得る。両社および関係する金融機関の広報担当者はいずれもコメントの要請に応じていない。
原題:China Chipmaker Yangtze Memory Is Said to Consider IPO Next Year(抜粋)
--取材協力:Jessica Sui.
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