ロシアのプーチン大統領は、核弾頭が搭載可能な超長射程の原子力推進式巡航ミサイルの実験に成功したと主張しました。

プーチン大統領
「(我々が核攻撃を受けたら)何百本ものミサイルで報復攻撃する。誰も生き残るチャンスはない」

プーチン大統領は5日、ロシア南部ソチで国際政治の専門家らを招いた「バルダイ会議」に出席し、理論上は飛行距離が「無限」とされる、原子力推進式の新型巡航ミサイル「ブレベスニク」の発射実験に成功したと述べ、開発がほぼ完了したと主張しました。

このミサイルは、プーチン氏が2018年にアメリカのミサイル防衛網を突破するため開発中だとした新型兵器の一つで、アメリカのニューヨーク・タイムズは今月、衛星画像などの分析をもとに発射実験を準備中か、最近実験を行った可能性があると報じていました。

プーチン氏はこれまでに核戦力の強化を重視する姿勢を示していて、ウクライナ侵攻で対立を深める欧米をけん制する狙いがあるとみられます。

また、プーチン氏はロシアが批准している包括的核実験禁止条約を撤回する可能性を示唆しました。アメリカが批准しておらず、「理論的には批准を撤回することは可能だ」としています。

一方、プーチン氏はウクライナ侵攻により冷え込んだ日ロ関係について、「窓を閉じたのは我々ではなく日本の方だ」と語り、日本が対話再開を求めるのであれば、ロシアは応じる用意があると述べました。