ロシア統一地方選挙でプーチン政権の与党「統一ロシア」が圧勝しました。一方的に併合したウクライナの4つの州で強行された投票でも7割を超える得票率になったとしています。

ロシアでは統一地方選挙の投票が8日から10日にかけて、一斉に行われました。

中央選挙管理委員会によりますと、開票の結果、モスクワ市長に現職でプーチン大統領の側近の一人、ソビャーニン氏が76%の票を得て当選するなど、ほとんどの地域でプーチン政権与党「統一ロシア」の候補が当選しました。

また、投票はロシアが去年9月に一方的に併合を宣言したウクライナの4つの州でも強行されましたが、4州それぞれでの「統一ロシア」の得票率は7割を超えたとしています。

プーチン政権としては公正な選挙結果と主張し、占領地域での支配を既成事実化したい考えとみられ、来年3月に大統領選を控える中、安定した政権基盤を目指しています。