先月の企業倒産は750件あまりにのぼり、3か月連続で前の年を上回りました。“トランプ関税”関連倒産も発生しています。

帝国データバンクによりますと、8月の全国の企業倒産は前の年と比べて5件増え、751件となりました。3か月連続で前の年を上回っています。

業種別では、▼「サービス業」が最も多く、184件にのぼったほか、▼「建設業」は去年から26.2%の増加と最も高い伸び率で、154件でした。

帝国データバンクは、8月は“トランプ関税”の動向が不明確だったとして、「相互関税を憂慮して受注が減少した結果、破綻に至った『トランプ関税』関連倒産が発生した」と説明。

2025年度の倒産件数は、トランプ関税がなかった場合と比べておよそ260件上乗せされる可能性があると分析しています。