企業間で取り引きされるモノの価格を示す7月の企業物価指数は、29か月連続の上昇となりました。一方、伸び率は7か月連続で鈍化しています。
日銀が発表した7月の企業物価指数は119.3となり、去年の7月と比べて3.6%上昇しました。プラスとなるのは、29か月連続です。
調査対象の515品目のうち8割を超える436品目で値上がりし、価格転嫁の動きが続いています。
一方、伸び率については、6月の4.3%からは鈍化しました。
原油価格の下落と政府の負担軽減策で、電気代や都市ガス代の上昇が抑えられたことなどが伸び率の縮小につながりました。
また、石油や石炭、天然ガスの国際価格が下がった影響で、輸入物価の伸び率は、アメリカドルなどの契約通貨ベースで去年より15.6%下落し、今年最大の下げ幅となりました。

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