日産自動車とフランスのルノーは資本関係の見直しをめぐって、対等な関係になる最終契約を結んだと発表しました。

日産自動車とルノーは、ルノーが現在、43%をもっている日産の株式の保有比率を15%に引き下げて、対等な資本関係になることで最終契約を結んだと発表しました。

両社は今年2月に合意していましたが、ルノーが設立する予定のEV=電気自動車の新会社への出資をめぐって、日産が持っているEV関連の知的財産に関する協議が長引き、正式な契約が遅れていました。

ルノーのEVの新会社について、日産は最大で6億ユーロ、日本円でおよそ930億円を出資する方針を新たに決め、取締役も派遣するということです。

これで日産はルノーの事実上の傘下から独立する形となります。