自動車の保険金を不正に水増し請求した問題で、中古車販売大手のビッグモーターは車両修理について第三者機関による全件調査を「検討中です」と回答しました。また、修理の新規受付を一時停止しています。

保険金を不正に水増し請求していたビッグモーターは、車両修理について社内の自主調査を行ってきましたが、大手損害保険会社は調査に懸念があることから第三者機関による全件調査を求めていました。

これについてビッグモーターは「現状は自主調査ですが、第三者機関調査も検討中です」と回答しています。

ビッグモーターは対象を絞ったサンプル調査により、今月16日時点で水増し請求は少なくとも1275件、総額4995万円に上ると公表してきました。

全件調査を行うとなると、対象台数は大幅に増えるため、実際に実施されるかは不透明です。

また、ビッグモーターは修理の新規受付を一時停止したということです。「不正請求事案に対する調査、再修理、お客様対応を最優先にするため。また、認識していない不適切行為に関する報道の事実関係の調査を行うため」だと説明しています。