ロシアがウクライナ産穀物の輸出合意を停止すると表明したことを受けて、野村農水大臣は小麦などの穀物の取引価格が値上がりすることに懸念を示しました。

野村農林水産大臣
「今回の延長停止により、小麦、そしてトウモロコシ、穀類の国際価格や世界の食料供給への影響が懸念。国際的な価格は上がってくるのではないか」

野村大臣は、「ウクライナからの穀物輸入はわずかで、日本への直接的な穀物の供給量に直ちに支障が生じる状況にはない」としつつも、小麦などの穀物の取引価格が値上がりすることに懸念を示しました。

一方、製粉大手の日清製粉は「小麦の国際相場の大きな変動が懸念されますが、輸入小麦は年2回の政府売渡価格の改定が行われており、短期的には問題はないと考えます」とコメントしています。