防衛省は、海上自衛隊に所属している50代の男性海将補について、複数の部下に対するパワー・ハラスメントがあったと認定し、きょう付けで停職2か月の処分を発表しました。

海上自衛隊によりますと、今年1月に1人の隊員から相談窓口に通報があり、調査を行ったところ、去年6月から10月頃にかけ、計7人へのパワハラ発言が発覚したとのことです。

その一例として、部隊の運用に必要な機材の整備員に対し、その作業状況を見た海将補が「無能なんですか?」と人格を否定するような発言をしたとのことです。

処分を受けた海将補は「部隊を強くしようと思った」と述べており、「自分の階級に伴う発言力が大きいことを考慮して指導すべきであった」と反省しているとのことです。