旅行大手のHISは、今年4月までの半年間の決算で最終的な損益が48億円の赤字になったと発表しました。
HISが発表した去年11月から今年4月までの半年間のグループ全体の決算によりますと、▼売上高は1029億円で、▼最終的な損益が48億円の赤字となりました。
コロナ禍で長らく打撃を受けていた国内旅行やホテル事業などの回復に伴い、前の年の同じ時期よりも赤字幅が大幅に縮小しています。
また、夏休みシーズンである今年7月から9月までの国内や海外旅行の予約状況については現時点でコロナ前の7割程度まで達しているということです。
一方、矢田社長は会見で、主力の海外旅行の本格的な回復は「早くて来年度になるだろう」と述べました。
今年10月までの1年間の業績予想については、現時点で需要予測が困難であるため「未定」としています。

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